とりとめのないはなし。

2023-07-01から1ヶ月間の記事一覧

吐露 1

彼と僕はトンネルの前にいた。 出口は見えない。 ここを通れば、死ねるらしい。 そういう噂だ。 学校の先生は誰も近づかないようにと言っていた。 噂の出所は恐らく先生だろう。 僕は噂は嘘だと思っている。 ただ違う町に繋がっているだけだ、そうに決まって…

弱気

もし書けなくなったらと思う。 このブログとTwitterの違いを考えている。 呟き程度でブログを更新しようかと思う。 もし何か面白いことを考えついたら 優先してブログに書こうと思う。 このブログにすっかり愛着が湧いてしまったみたいだ。 少し微笑むように…

向こうの方から声が聞こえてきた。 僕はその方向へ足を動かす。 呼んでいたのは高柳で、小学校三年生以来の再会だった。 今何をやっているんだ。 別に何もしていないよ。 昔からそうだな。 高柳と別れた僕は駅郊外にある公園を訪れ、鉄棒に寄り掛かる。 公園…

諦念

石を投げる。 石が海に沈む。 顔を上げ、空を見る。 空に雲が流れている。 形を変えながら遠く向こうへいく。 僕は何をしたらいいか分からなくなっていた。 書きかけの小説も、誰にでもできるような仕事も意味はない。 僕は思いのまま書くことにした。 意味…

肖像

昔みたいな文章は書けそうにないな。 どうするか。

霧散

言葉ってのは難しいものだ。 相手の捉え方と自分の意図が全く違かったりする。 直接的な言い方をすれば良いというものでもない。 私はこんな文章を本当に書きたいのかも分からない。 だが、全くもって苦ではない。 書きたい文章を書けたことなんてほとんどな…

覚書

ここに書いてある文章を読み返してみたんだ。 訳もわからず泣けてくるんだ。 何でかよくわからない。 ただ、昔抱いた感情が今の私に届いた気がした。 これはまるでタイムカプセルみたいだな。 私はもう物語を書けないんじゃないか、 この数年そんなことを思…