いいや、俺は怒ってるんだ。
考えてみろよ。
今生きてる奴らはどんな奴らだ。
どいつもこいつも最低だ。
恨みでも憎しみでもない。
ただ、事実を言っているだけだ。
国語の教科書を開いたら、落書きだらけだった。
私は不真面目な学生だったんだな。
あれから何年経ったんだろう。
そう、あの修学旅行が終わってから何年経ったんだろう。
彼女は泣いていた。
なぜ泣いていたのかを説明するわけにはいかない。彼女に対して余りにも失礼すぎるし、私が語れることは何もないからだ。
あれから何年経ったんだろう。そう、
あの豪雪があった日から。
部屋でただ毛布に包まって私は震えていた。
もしかしたら、死ぬのかもしれないと、真面目に思っていた。
人はあっさり死ぬとか、生きるとか断言するんだなと、感心した。
あれから何年経ったんだろう。
あの夏の日々から。